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天麩羅に使う海老のこと
天ぷらに使用している海老は、「海老の大様」と云われている、活きの才巻き海老(車海老)を築地中央卸売市場の、中卸し「菊市」さんから取り寄せています。
活きならではの、旨味と甘味と食感をご堪能下さい。
天麩羅に使う油のこと
竹本油脂の純正ごま油を使用しております。ほのかな甘味と香ばしさが食材の味を引き立てます。
天麩羅せいろの天麩羅
竹本純正ごま油
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蔵王深山竹炭水鴨
宮城県蔵王の深山の地で育てられた「蔵王竹炭水鴨」を使用しています。この鴨は、飲み水には竹炭水を与えて、飼育日数と飼料にこだわったコクとうま味が強いのが大きな特徴です。
合鴨の栄養価
あい鴨肉の脂肪には、不飽和脂肪酸が多く含まれ善玉脂肪酸として血中コレステロールを低下させる働きがあります。消化しやすく、お年寄りや病人の方にもお勧めです。さらにビタミンA、E、B2や鉄分も多く含むので健康維持、美肌、貧血 にも効果的です。ヘルシーで、ビタミンやリノール酸等を多く含んだ 栄養価の高い食材です。
ビタミンB2は、脂質や糖質の代謝を促進する働きがあり、生活習慣病の予防に効果的です。αリノレン酸は、がん細胞の増殖を抑える作用や、血圧を下げる作用があります。
2010年8月資料
あい鴨肉: 日本食品分析センター 分析値
鶏肉・豚肉: 五訂食品成分表より
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葱と大和芋のこと
栗田さんご夫婦
栗田さんとの出会いは、今振り返るととても不思議なご縁です。
でも、其の不思議なご縁のお蔭様で、この様な素晴らしい料理をお客様に提供させて頂けます。
大和芋も長ネギも埼玉県の特別栽培農産物に指定されています。
でも、そんなことは、栗田さんにとってどうでも良いことみたいです。
長ネギも深谷の原種の葱で、今では作付けしているのは、深谷でたった2軒だけです。
それだけ、手間のかかる品種と云うことです。
でも、それを頑なに作り続けている栗田さんには、脱帽です。
加那や店主に出来ることは、その長ネギや大和芋を余すとこなく料理して、お客様に「美味しいね」
といって頂けることが、唯一、栗田さんの労を労う事だと考えています。
是非、一度ご賞味下さい。
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深谷原種の分け葱
とてもやわらかいです。生でも全然辛くありません。
とても柔らかいので、機械による作業は出来ません。
少し強い風でも、倒れてしまいますし、水に浸かることが大の苦手
です。 本当に、作り手泣かせです。
でも、それだけ手間ひま掛けるだけの、価値の有る味です。
大和芋
驚くほど甘味があります。
暖かい「山かけ蕎麦」に仕立てると、それが際立ちます。
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安曇野本山葵
薬味に使う山葵は、長野県安曇野の生山葵を使用しております。
時期により、地ものや養殖ものを使います。
生山葵は、つゆに溶かすのではなく、蕎麦に付けながらお召し上がり下さい。
生山葵の風味、甘味と蕎麦の風味の両方が同時に味わえます。
是非、お試し下さい!
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辛味大根(辛吉)
加那やファームで採れる辛味大根です。
写真の中で丸みを帯びているのが「京丸(きょうまる)」
ねずみの様な尻尾が有るのが「信州地大根(しんしゅうじだいこん)」
真ん中のずんぐりむっくりしているのが「辛良(からよし)」
それぞれに個性があるので、薬味によって使い分けます。
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玄蕎麦(階上早生)
加那やでは、新蕎麦は使いません。
お客様の新蕎麦に対する楽しみを無くしてしまうのは申し訳ないと
思っていますが、蕎麦の品質、蕎麦の旨味を考えると、熟成した
蕎麦に軍配があがってしまいます。
是非、低温倉庫で熟成した蕎麦の旨さをご堪能下さい。
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2年物本枯節
加那やでは、だしを引くのに「本枯本節二年物」を使用しております。
「本枯本節二年物」とは、本節の中でも製造から二年以上経過したものを指します。乾燥と熟成が非常に進んでいるため旨味が凝縮しており、また、蕎麦の風味を邪魔するような雑味がほとんどない、上品なだしが取れるのが特徴です。
その「本枯本節二年物」の鰹節をティースティングして、加那やに合う物だけをを選別して、毎日、削り節機で削って出汁を引いています。
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坂長酒店お奨め
自称「日本酒狂」を名乗る坂長店主が、厳選した銘酒を其の都度お奨めしております。
冷酒から燗まで、日本酒の奥深さをご堪能下さい。